

英会話の学習で最近注目されているのが「音読」である。音読というと、中学・高校のとき、教室で先生の指示にしたがって練習したのを思い出す人も多いだろうが、教室外で1人で行ったという人は少ないはずだ。日本人が英語を「聞けない・話せない」根底には声に出して発話する絶対量が不足していることがある、というのが音読学習の根拠である。音読を繰り返すことによって、「理解している英語=知的記憶」を「使える英語=運動記憶」に転換しようというわけだ。 しかし、ただやみくもに独習するのも心許ない。そんな学習者のために、音読トレーニングプログラムを提供しているのが本書である。「挑戦編」と銘打たれているように、入門編、標準編とある姉妹書の最上位レベルのものだ。TOEICのスコアで600点以上という設定であるが、実際に音読学習に使用されるテキストは高校1年生用のさまざまな教科書から取られた文章で、中級の英語力があれば問題なく取り組めるだろう。 トレーニングは、「CDを聞き内容を推測する」「CDを聞きながら音読する」「自力で音読する」「音読筆写」というように具体的なメニューにしたがって進められるようになっている。ユニークなのは、音読しながら英文を書き写す「音読筆写」。これは目だけでなく、口、耳、手など身体をフルに活用したトレーニングで、本書によれば、6か月続けるとTOEICのスコアが100~200点アップする程度の効果があるそうだ。巻末には自分の学習結果を記入できる「トレーニング記録帳」も用意されている。(成重 寿)
すばらしそう
日頃の音読に「英会話・ぜったい・音読・挑戦編」のトレーニングを取り入れてみました。
次のようなものです。
1 CDを聞き内容を推測する 1回
2 CDを聞きながら音読する 1回
3 テキストを精読し、内容を理解する 1回
4 自力で音読する 3回
5 「音読筆写」する 3回
6 もう一度CDを効き内容を推測する 1回
この本には高校一年の教科書からのテキストとCDがついていて、
上の要領で、本全体を何ヶ月か繰り返します。
音読筆写はセンテンスごとに読んで書いてを3回繰り返し、
空で言えることを確認後、次の文に移るということをしました。
この音読筆写が結構時間がかかるので、このトレーニングを
毎日するのはきついでしょう。後はやる気のみ?
ともあれ、最後の6では非常によく理解できた私がいました。
いつもの音読よりは明らかに効果があったように思います。
ぜったい・音読 [挑戦編]
高校1年生用英語教科書から10レッスンを収録した、反復音読による英語の基礎力構築の独習書。国弘正雄氏が提唱する所謂「只管朗読」(意味のわかった英文を只管繰り返し音読する)により英語の基礎力固めを実践してみようという方にお勧めします。
「只管朗読」については同氏の別著「国弘流英語の話しかた」も一読することを併せお勧めします。独習中挫折しそうになったときに支えになります。
私自身は現在姉妹書[標準編]とともに、この[挑戦編]の「只管朗読」を繰り返し繰り返し行っているところです。
英語学習の様々な場面に応用可能な方法 - 只管音読と只管筆写
本書が提唱している「ひたすら音読する」「ひたすら筆写する」という方法はあまりにもシンプルなので、本書に収録されている教科書の文章以外にも応用可能である。例えば最近評価の高い文脈中心のボキャビル本には例題英文がついているので、そのまま音読・筆写の対象になる。またVOAやインタビューなどを収録したCD教材も同様である。もちろん文法本位、発音本位の学習は必要だと思うが、只管音読、只管筆写はその時点で学習者が持つ潜在的な英語能力を総合的に活性化させるトレーニング方法である。何も「教科書」だけに限る必要はなくこのトレーニングを適用できる場面は、英語力を鋭意向上させるべく努力する学習者ならいくらでも見つけることができるはずである。初心者や中級者に限らず、いまいち伸び悩んでいる学習者や、かなりの間英語から遠ざかっていた方、そして今まさに英語学習に邁進している方が試して自己判断するにたる学習方法だと思う。
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